みなさんこんにちは
冬乃春雨です!
「どのくらいでリスニングはできるようになるのか?」
「いつまでやってもリスニングが伸びない」
「リスニングの勉強方法がわからない」
この記事は以下のように構成されています。
・リスニングが伸びない理由
・リスニングができるようになるまで
・リスニング勉強法
そんなリスニングに関する悩みを抱える英語学習者はたくさんいるのではないでしょうか?
リスニングは特に練習しないと身につくことができない領域ですから、かなり根気よく勉強する必要があります。
今回はそんなリスニングが伸びない人のためにどんなリスニングの勉強をしたらいいかを解説していきたいと思います。
それでは〜・・・

英語のリスニングが伸びない理由
そもそもリスニングはとても日本人に相性が悪いんです。
- 文法構造が全く違う
- 母音の発音が日本語よりも多い
そもそも単語も文法も全く聞きなれない物を聞こうとする時点で結構不可能に近いものなんですよね。
学校ではリスニングをするための基礎を徹底的に叩き込まれていたというわけです。
実際に日本人には鬼ハードな英語学習ですが、間違った勉強法が多く知れ渡ってしまっています。
まずは「何をやるか」よりも「何をやらないか」を決めましょう。
リスニングが伸びない勉強法
ではここでは4つのリスニングが伸びない勉強法を紹介します。
これで何をやらないかをしっかり見極めてください。
【リスニングが伸びない勉強法】聞き流し
何年か前に「聞き流し」学習が流行りましたよね。
あれダメです。
全く伸びません。
教材は買ってはいないのですが、僕も聞き流しをしていた時期がありました。
当時やっていたのは「Aの聞き流し」と「Bの集中リスニング」の二つでした。
聞き取れるようになるのは、自分がその文章をしっかり発音よく言えるようになったときです。
最初に言えるようになったのは「Bの方」でした。
ここから言えることは、聞き流しをしてもリスニング力向上には繋がらない。という結論が出ました。
なので聞き流しだけをやるのは絶対にやめましょう!
しかしですね、聞き流しは上達にはそれほど関与しないんですけど、「慣れ」にはとても効果的だと思っています。
英語を聞くのって疲れるし、わからないし、集中力が続かないという人がいると思うんですけど、聞き流しのメリットってこれを一切感じないことなんですね。
リスニング力は上達しなくても、自分の生活を英語環境にすることができます。
聞き流しのメリットは英語環境にできる点です。
やるのであれば聞き流しだけでなく、集中してリスニングを行う勉強もしましょう!
【リスニングが伸びない勉強法】発音を理解していない
発音て重要度が低いと考えている人が結構多いんですよ。
しかしその逆でめちゃくちゃ重要です。
日本語の母音は全部で5種類しかないですよね。しかし英語の場合だと10以上あるんですよ。
この時点で日本語の倍あるんです。
それらをしっかり一つずつマスターしていかないとリスニングは伸びません。
そもそも発音はリスニングだけでなく、会話でも大きな効果を発揮してくれます。
外国人とコミュニケーションを取るとき、外国人は正しい発音で英語を話します。しかし発音がわからないからこちらは聞き取れない。
こちらが話すときは発音がめちゃくちゃだから相手に伝わらない。もしくは飽きられてしまいます。
単語と文法がリーディングの基礎なら、発音はリスニングやスピーキング、つまりコミュニケーションの基礎になります。
だからこそ発音は必ず勉強しないといけないし、発音を勉強しないと聞き取れないという事態が生まれてしまうのです。
【リスニングが伸びない勉強法】知らない単語で止まる
この時の気持ちはよくわかります。
だってわからないから考えたくなりますもん!
でもわからないのに考えてもわかるわけないですよね。その単語知らないんだもん。
その間に文章は流れてリスニングは終了してしまいます。
ここで重要なのは
- 知らない単語を作らない
- 知らない単語に出会ったら止まらない
ということです。
知らない単語を作らないというのは単語帳を見て単語の意味がわかるという意味ではありません。
英語を聞いてすぐにその単語が想起されるような段階をいいます。
motherと聞いたら母という日本語を思い出さなくても母親が浮かんできますよね。
その段階まで英語を落とし込んでしまいます。一気にそれは出来ないと思うので何回も同じフレーズを聞いてその単語を頭に馴染ませていきます。
また知らない単語で止まらないためには、今まで聞き取れていた部分で文の意味を考えていくことが重要です。
ここで注意して欲しいのは単語の意味を推測するのではなくて、文の意味を推測することです。
テストだろうが会話だろうが必要なのはその単語の意味ではなく、文の内容です。その内容を理解できる話の核をしっかりと押さえていれば、単語が2つ3つわからなくても問題ありません。
単語に注目するのではなく、文に注目し、内容を理解することに焦点を当てていきましょう。
文に注目するやり方はあとで解説します。
【リスニングが伸びない勉強法】リスニング教材が合っていない
リスニングにも段階があって、上級者は上級者ようのリスニング教材を聞くべきだし、初心者は初心者向けのリスニング教材を聞くべきです。
初心者がリスニングが伸びない原因として多いのは自分にあったリスニング教材でリスニングを勉強していないということです。
ベストなのは「頑張って聞いたらなんとか聞き取れるかな?でもよくわからないものもあるな」くらいの難易度です。
少し自分の実力より上のリスニング教材を聞くことで耳がだんだん慣れていきます。
初心者でありがちなのは外国のドラマとか映画を見ることです。あれは外国人向けに作られているので話は面白くても教材として勉強することはおすすめしません。
だったら勉強用に作られたドラマなどを見ましょう。

リスニングができるようになるまで
リスニングができるようになるまでどのような段階が待っているのか?
それは二段階あります。
- 何を言っているかわからない状態
- 聞き取れるけど意味がわからない状態
これら二つの段階をクリアすると晴れてリスニングができるようになります。
知らない単語が出てくればその都度覚えればいいだけですからね。
「何を言っているかわからない状態」は単語自体が聞き取れない
「聞き取れるけど意味がわからない状態」は言ってる内容がわからない。
ということですね。
この二つの段階はこの後の具体的な勉強法でも詳しく語るのでよく覚えておいてください。

リスニング勉強法
それでは本題に入ります。
リスニングはどのように勉強したらいいのか?
その鍵となってくるのが、「何を言っているかわからない状態」と「聞き取れても意味がわからない状態」です。
この二つを克服する方法を基準に考えていきます。
基本的に「何を言っているかわからない状態」の方が時間がかかります。
なのでこちらの勉強法の方がやるべきことが多いです。
しかし段階的に取り組んでいけば問題ありませんので少しずつ勉強していきましょう。
「何を言っているかわからない状態」を克服する勉強法
発音を勉強してリスニング勉強の基礎を作る
発音はリスニングの基礎という話を上の見出しでしていきました。
そこで発音に役に立つ教材がこちらです。
英語耳という教材なのですが、発音の教材はこの一つで完璧になります。
私はこの教材に書いてることしか発音は勉強していません。
それでオンライン英会話では発音素晴らしいね!と褒められるほどの実力を持つことができます。
この英語耳という教材は発音記号が載っていて発音する際の音の出し方や舌野市などをイラストを使いながらしっかり解説しています。
この教材に従えば何も問題いらないのでここで解説することは特にありません。
教材を購入して勉強法ほうを理解してください。
英語耳を詳しく知りたい人は他の記事をで詳しく書いていますのでそちらを参考にしてください。
英語耳の詳細はこちらデクテーションをして聞き取りを強化する
デクテーションとは聞いた英文をそのまま紙に書いていく勉強法です。
これは発音と同時並行で勉強をしてください。
英語を聞くだけで発音の勉強になりますので復習にもなります。
デクテーションの効果は
- 聞き取れない単語を絞り出していく
- 何回も同じ文を聞くことで英文に慣れる
この二つが主な効果です。
英語を瞬時に聞き取る能力は養えませんが、最初の段階は瞬時に聞き取るなんて高レベルなことはできません。
一つずつ確実に聞き取れない単語を潰していくことが重要です。
デクテーションの勉強の流れを説明します。
1 まずは英語一文を聞きます。その直後に音声を止めて、聞き取れた単語を書いていきます。
2 それを三回繰り返して答え合わせをします。その際、文に穴が空いてても構いません。
3 その英文を頭に入れるために5回音声と一緒に音読します。必ず音読してください。黙読ではダメです。
4 その後意味を理解しながら5回聞いてください。
これが一文でやるデクテーションの内容です。もちろんこの回数でうまく発音できなかったり、意味が理解できなければさらに回数を重ねてください。
ここで重要なのは回数ではなくて、しっかり文章を脳に慣れさせることです。回数はむしろ目安ですので自分に合った回数を行ってください。
1日のデクテーションノルマを決めてしまいましょう。時間がない日は5文、時間がある人集中力が切れるまでなど自分で決めてください。
シャドーイングでデクテーションを強化せよ
続いてはシャドーイングという勉強法を行いましょう。
シャドーイングはデクテーションの強化版です。
デクテーションが慣れてきて、これ以上やってもつまらないし次の段階に行きたいと思い始めたらシャドーイングを行いましょう。
ここでも発音と同時並行に行います。
シャドーイングの効果はデクテーションで得られる効果に「瞬発力」がつきます。
シャドーイングをマスターすれば聞き取れない文はなくなりますよ。
ではどのように勉強していくか説明していきます。
教材は一文ごとに読まれるものから始めましょう。それが簡単と思うのであればもっと長い文章でシャドーイングをしてください。
1 英語を流して一単語目が話された直後に聞き取った単語をそのまま発音しそれを連続で行います。なのでCDが流れている最中に発音をします。
イメージとしてはカエルの歌の復唱です。
2 それを三回繰り返す。
3 違う文章を聞く
これだけです。正直これは意識することは特にありません。
言われた直後に聞き取って発音する。たったこれだけを大量の文章で行ってください。
それを繰り返すと初めて聞く文章でもスラスラとシャドーイングを行うことができます。
「聞き取れても意味がわからない状態」を克服する勉強法
文の核を把握する
最後に必要になってくるのが、文の意味を理解する段階になります。
これは何回も同じ例文を聞きながら、意味を瞬時に理解していくという練習が必要なんですが、これがとても難しい。
なのでそれを少しでも緩和させようというのがこの方法です。
文の核を把握するという考え方です。
文の核を把握するには文型が非常に重要になってきます。
文型を理解することは文の核がわかるようになるからです。
この文型は全ての英語の基礎であり、全ての英文は例外を除いて当てはまると言われて言われています。
基本的に文型は以下のようになっていますよね。
- 第一文型・・・SV
- 第二文型・・・SVC
- 第三文型・・・SVO
- 第四文型・・・SVOO
- 第五文型・・・SVOC
となっています。
これらの違いはしっかり学んでください。ここでは詳しくは記述しません。
文型を理解した人に教えたいことなんですが、文型って多すぎると思いませんか?
しっかり理解しているのであればそれを文章に落とし込むための文型をしっかり知っておいた方がいいと思います。
それが「SVA」という文型の形です。
Sは主語、Vは動詞、ではAは?
「A」は addition、「追加情報」を表します。
例えば以下のような例文があったとします。
I saw
こんな文本当はないですが、説明のために我慢してください笑
この文は「私は見た」という文になりますよね。一応誰がどんな動作をしたのかはこれでわかりますが何を見たのか全くわかりませんよね。
そこで続きを見てみると
I saw the boy
と来ます。
「私は男の子を見た」これで文は完成です。これ何を見たのか情報を追加していることに気づきましたか?
ではさらに情報を追加していきます。
I saw the boy running around the park yesterday when I went back home from school.
日本語訳は「学校から家に帰った時、公園の周りを走っているその男の子を見た」になります。
英語の特徴は前に述べた単語や文章をさらに詳しく説明することです。
男の子を詳しく説明すると「走っている」し、場所の詳細は「公園の周り」で時間軸は「昨日」さらにどんなタイミングかも話しています。
別に「I saw the boy」でも伝わりますよね。「男の子を見た」のが話の主張で、あとは状況説明で終わっています。
つまり英語のリスニングでも文の核を理解すればあとは追加情報を言っているに過ぎません。
そこの判別をつける練習をしましょう。
「英語の意味を理解しながらリスニングする」という漠然とした勉強法よりグッと具体的になりましたよね。
主張と詳細情報を判断するリスニングの勉強を行ってください。

まとめ
いかがでしたか?
今回はリスニングの勉強方法について解説していきました。
自分のレベルをしっかり見極めて自分にあったリスニングをしてくださいね!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!