みなさんこんにちは
白い服でラーメンを勢いよく食べたい冬乃春雨です。
「模写をしても上達しない!」
「模写の方法がわからない!」
「効率のいい模写をしたい!」
イラストを上達させたいと思うなら模写をしよう!と思う人はたくさんいると思います。
しかし模写をすると決めてもその方法がわからなかったり、正しくできているのかわからない人も多いのではないでしょうか?
今回はそんな悩める方に1ヶ月の模写でイラストを上達させた方法を大公開します!
この記事はこんな方にオススメ!
「模写の仕方がわからない」
「どうせなら効果的に模写をしたい!」
「確実にレベルアップしたい!」
この様な方に向けて記事を制作しました
YouTubeにて模写上達法を紹介しています!動画がいい人はこちらからどうぞ!↓
目次
1ヶ月でイラストを上達させた模写の方法
まずは模写の方法の説明に移る前に1ヶ月でどのくらい上達したのかを見てください。
まずは模写をする前、上達する前のイラストです。


どちらも描けてはいるけど上手くはないですよね。
そしてそこから模写をしてどのくらい上達したのか?



かなりの上達具合だと思っています。
もちろんキャラと背景を模写した時期はバラバラで、キャラは6月中に、風景は8月中に模写をしました。
その結果ここまで成果を上げることができました。
ではどうやったら1ヶ月でイラストを上達できたのでしょうか?
まずはその結論からいきましょう!
模写でイラストを上達させる結論

では模写でイラストを上達させるために何をすればいいのか?
結論は、、、暗記です。
え、暗記!?
と思った人もいると思います。
しかしこれがめちゃくちゃ重要です。
模写は暗記をすることでその効力を最大限引き出してくれます。
なぜ模写は暗記が必要なのか?

ではなぜ模写には暗記が必要か?
答えは簡単です。
絵が上手く描けない人は「上手く描く方法が頭の中にない」から
例えば、チューリップを描こうとしてもチューリップの形は思い出せるんだけど、リアルな形や、色、質感、葉っぱの付く位置、花弁の枚数まではわかりません。
その状態でチューリップを描けばそりゃ下手になります。
だからこそ暗記をする必要があるんですね。
また、模写をするメリットもあります。手に入る能力があるんです。しかもそれは絵を描く上で絶対に必要な能力です。
模写のメリット

では模写のメリット・手に入る能力とは一体何か?
観察力が手に入る

観察力は絵を描くのに必須です。
絵が上手い人は必ず資料を見て描きます。そして今まで描いたことがない物でも、見て描けば描けるレベルまで達しています。
つまり、一回の模写で描けてしまうんです。
観察力があれば「早く描ける」「正確に描ける」という二つのメリットがあるので、必ず観察力を身につけた方がお得です。
だから模写にはメリットがあるんです。
模写のデメリットはある?

基本的にはプラスにしか働きませんが、強いていうなら、オリジナルの絵を描く時間がなくなるという感じです。
しかも基本的にはSNSにはあげられないので、絵を投稿する頻度も下がります。
しかも自作発言した日には炎上する可能性もあるので、模写し終わった絵の取り扱いには気をつけましょう。
まあ、SNSに投稿しなければ問題ないのでそんなに気にすることもありませんが、どうしても投稿したい場合は作者に許可をもらってから上げる様にしてくださいね!
キャラと風景を模写で上達させたプロセス

プロセスと言ってもただ写すだけじゃないの?と思っている人いませんか?
はっきり言うとそれでは甘い!
このプロセスを踏めば高確率で模写が上達すると自負しています。
それでは早速どのように模写をしたのか見ていきます。
プロセス1 好きな絵を5枚選ぶ
まず最初は自分が手に入れたい画風を5枚セレクトします。風景の場合は2〜3枚で結構です。(風景は描く量が多いので技法書のイラストを参考にすると良いです)
そのイラストは自分の憧れの絵師さんやこんなふうに描いてみたいと思うイラストで構いません。
プロセス2 模写をする
イラストを用意したら、模写をするんですけど、5枚全部を二週間で描きます。
もちろん色もしっかりと塗ってください。
プロセス3 比較する
そして二週間経って全ての模写が完了した後、模写元のイラストと自分の描いたイラストを比較してどこが違うのかをしっかりと吟味してください。
違う点をなるべく多く見つけてください。
プロセス4 2周目に突入する
そのあとにもう一度同じイラストを模写します。
この時、模写元のイラストと違雨天をプロセス3であげましたが、それを意識しながら二週間で描きます。
終了です。
実際に僕はこの方法でイラストを画力を上げる事が出来ました。
まずは騙されたと思ってこの方法をやってみてください。

イラスト上達のために模写で意識すること

先ほど、模写を行うプロセスを話しました。四つのプロセスです。
- イラストを5枚選ぶ
- 全て模写する
- 相違点を見つける
- 2周目を行う
しかし模写をする時に意識した方がいいことがあります。
それが一番最初に説明した「暗記」です。暗記をする上で二つほど暗記した方がいいものがあります。
- 描き方の暗記
- 形の暗記
この二つです。
描き方の暗記

まずは描き方の暗記です。
もっと具体的に言うと「手の動かし方の暗記」を指します。
初見で描ければそれでいいのですが、初心者であればあるほど初見で正確に描くのは難しいと思います。
だからこそ「どう手を動かせば模写元のイラストと同じになるのか」を意識することによって効率よく描けるようになります。
- 輪郭の角度はどうなっているのか?
- 目の比率はこれであっているのか?
具体的な形を描くための形を手に覚えさせることがとても重要なのです。
方法としては何回も描く以外は身につく方法はありません。
だから「模写を1ヶ月間するプロセスの解説」で2回描く行為をしました。
形の暗記

二つ目の形の暗記は模写元を正しく理解するために必要です。
「模写を1ヶ月でするプロセス解説」でも相違点を探しました。
これは「正しい理解」に当たります。
またの名を「観察力」とも言います。
相違点を探すことは模写しきれていない場所のことを指していて、
よく観察することで模写元と同じ絵を描くことができ、脳内でのぼんやりとしたものがくっきりと見え、形を暗記できます。
イラストを上達させることににおいて観察することはとても重要なことなのです。
ここで言いたいのは暗記をするの目的は「正答率の最大化」です。
つまり、「上手い絵を描ける確率を上げる」ということです。
一筆一筆正しいものを描けなければ正答率は下がり、100点の絵からは遠ざかります。
だからミスをしないために暗記を行いましょう!
観察に関する記事を下に貼っておくので読んでみてください。
- 【イラスト上達法】実際に独学で上達させた方法!
- 絵が上手くなる魔法はないか?そう望んでいるあなたに絵が上手くなるたった一つの方法を教えます。何をすれば上手くなるのかみていきましょう!
-
続きを見る
「描き方」と「作者の意図」を考える

描き方を考えるとは…どの様な「比率、角度」で描けばそれ通りに描ける様になるのか?
意図を考えるとは…作者が見る人に感じてほしいことは何か?
この二つを考えることをしましょう!
描き方を考えると、模写をそこまでこなす必要がなくなるので、上達スピードがかなり上がります。
意図を考えると、同じテーマを描く時に迷いがなくなり、一度描いているから上手く描ける様になります。
つまりこの二つは「上達スピードをあげること」に特化してるということです。
もうちょっと短く言うと「上達率の最大化」です。
なので少ない模写で効率よく上達いたいならこの二つは必ずやりましょう!

模写を練習するのに具体的なポイント!

さっきのは模写で練習する流れを一通り話しました。
そして「描き方の暗記」と「元絵の暗記(形の暗記)」が必要だと説明しました。
では具体的にどんなことが模写上達のポイントになるのか?
何を意識して模写すればいいのか?
その具体的なものを解説します。
同じ絵を描きまくる

一つ目の大切な点は同じ絵を描き続けるというものです。
真逆の意見として一度描いた絵は描かない練習法がありますが今回はそれは採用しません。
まずは一つの絵を全く同じように描く練習をします。
私の場合はドラゴンボールの孫悟空を練習してました。
小学生くらいの時から描き続けて高3の時くらいには

こんな感じだったと思います。
もちろんまだまだ至らない点は多々ありますが、同じ絵を描き続けることで上手くなります。
また一つ上手くなれば連鎖的に他のキャラクターもある程度のレベルまで描けるようになってます。
ポケモンでいう持ち物の学習装置のようなものです。
戦闘を行うポケモンに経験値が入るけど、学習装置を持たせれば戦闘を行ったポケモンよりかは少ないですが、経験値がもらえます。
だからほかのキャラを模写するとき、ゼロからのスタートではなくレベル10くらいからスタートすることになるのです。
だから大切なのは何を最初に模写するかはとても重要ですね。
自分がどんな絵を描きたいのかによって画風は違います。
まずはどんな絵を描けるようになりたいのかをしっかり考えてから模写することをお勧めします。
修正点を見つけ改善する

同じ絵を何度も描くに通ずるものがありますね。
同じ絵を書いて上手くなっていく過程に「異なる部分を正しくする」工程が存在します。
これは意識しなくても勝手にそうなっていくのですが、意識した方が習得時間は短くてさまます。
一度模写し終わった絵を観察して元の絵と異なる部分を見つけてください。
そして描き直す。
これの繰り返しで絵が上手くなっていきます。
おすすめは
模写し終わった後三つだけ違う点を見つけてそこを重点的に修正しもう一度模写することをです。
一度になんかもの修正点があるとやる気をなくしてしまいますので、三つくらいであれば集中力が続く最大量だと思います。
この考え方はとても重要で、努力の本質に近い考え方です。
努力はどのようになされるべきなのかを理解すれば、自ずとイラストの実力も上がってくると思うので参考にしてみてください。
- 努力は報われるのか?答えはYES!その理由を徹底的に解説します!
- 努力は報われる。努力は裏切る。様々なことが言われる努力ですが、この記事で努力に結論が出ます。努力は裏切らない理由も徹底的に解説します。努力ついて悩んでいる人はぜひ読んでみてください。
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パターンを覚える
パターンを覚えるというのはむしろ描き方を覚えることを言います。
「この角度ではこうで目の位置はこう、髪は服はシワは・・・」といった感じで常に描き方を覚えようとすることで安定した絵を描くことができます。
これは絵描きにとってはとても重要な能力だと思います。
また安定的に絵を描けると精神的にも気負うことはなくなります。
だからパターンを覚えるというのは安定的な描き方と精神力が手に入ると考えてください。
特にプロを目指すのであれば必須です。
どんなに不得意なものでも一定ラインまで描けるようにならなければなりません。
それを毎回行えるのは何度も描いて描き方を覚えたからです。
プロをになりたいと思うのであれば是非練習してください。
イラストの基本を押さえる
基本はどんな分野でも重要になってきます。
模写はイラストの基本を学ぶことができるので必ずその基本を押さえるようにしてください。
と言ってもその基本がわからなければ意識するのも難しいと思うので、イラストの基本をまとめた記事を書きましたので参考にしてみてください。
- 【初心者向け】イラストを上手く描くための超基本!
- 初心者の人はまずは基本を抑えるべき!なんて言葉よく耳にしますよね。実はイラストも同じなんです。しかし何がイラストの基本なのかわかりませんよね。今回はその基本を解説していきたいと思います。
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模写でやってはいけないこと

模写をする上で「絶対にやってはいけないこと」があります。この地雷を一つでも踏むと模写の効果はガクッと下がります。
なのでまずは地雷を踏まないために「どんな地雷があるのか?」を知る必要があります。まずはここを理解しましょう!
ただ写しているだけ

模写をした効果、恩恵を受けられない人は「ただ写しているだけ」の可能性があって、それだと効果は半減どころがほぼ0です。
これは正直時間の無駄すぎます。
写してるだけの人の特徴は完全に頭が止まっていたり、何かを見ながら聴きながら模写してたりします。
模写をしてる時は脳が勢いよく回るので、思考してる感覚今までなかったなという人は「ただ写してるだけ」の場合があります。
気をつけてくださいね!
なぜを考えていない

この「なぜを考えない」は「写してるだけ」と似てる気がするんですけど、ちょっと違っていて、「製作者の意図を読み解こうとしない」という意味です。
絵が上手い人は必ず見る人にどんな感情になってほしいかを考えて絵を描いています。だからまず製作者の意図を把握しないことには模写をしても効果は発揮されません。
なぜか?
オリジナルの絵を描く時に模写の効果が発揮されないから
例えば製作者が「かっこいい女の子で見てる人をキュンとさせたい」と意図したとします。しかしその意図を読み解かないとただ模写するだけになります。
つまり、「かっこいい女の子で見てる人をキュンとさせる絵」を自分がオリジナルで描こうとした時、模写した絵の意図を理解してないから自分で1から作り上げる必要があります。
これはかなり時間がもったいない。自分でやるくらいなら他人の作品を観察して手に入れる方がよっぽど早いです。
しかもどうせ模写するなら技術も意図も自分のものにできた方が効率がいいし、効果的です。
なのでまずは模写する絵の意図をしっかりと見極めてみましょう!
色を塗らない

模写で色塗るのめちゃくちゃめんどくさいですよね。でもその「めんどくさい」をやりましょう。
必ず力になります。
そもそも僕たちは小さい頃から色を塗る習慣てあまりなかったと思うんです。
コピックやってたとか色鉛筆やってたとかは別かもしれませんが、基本的には授業中落書きしたり、テスト勉強してる時に休憩で絵を描いたりしたのではないでしょうか?
そうするとほとんど鉛筆やシャーペンで輪郭を描いてるだけです。
だから僕たちは色を塗ることに慣れていない人が大勢いる。
模写で形を写すことは大切ですが、それと同じくらい色を真似するのも大切です。だって形を描くのは level50 くらいいかもしれませんが、色を塗るのは level10 くらいしかありません。
それに実際にデジタルで描こうとなるとちょっと描き方が違ったりするし、ブラシの種類もいっぱいあるので、どれを使ったらいいかわかりません。
だから色を塗るレベルが低いんだから色も塗ろうね!ということです。
ただ、ちょっと形が最近変だから・・・という人は線を模写して感覚を取り戻したりするのはオススメです!
自作発言しない

これは当たり前ですよね。
人が描いたものを写して自分が描いたという行為はその絵師さんに対して非常に失礼なことです。
また、「〇〇さんの絵を模写してみました!」なんてツイートや投稿もやめましょう。模写したものを世に出すこと自体がそもそも論外です。
二次創作やカバーは原作者の許可や契約に基づいて成り立っています。そこにはしっかり法と秩序があるのです。
もし模写した絵を世に出したいのであれば、必ず原作者に許しを得てからにしましょう。
- 【勘違い】模写で絵は上達しない。条件があるのご存知?
- 模写で上達するためには何が必要なのか?実は模写でそんなすぐには上達しません。模写で上達するためにはいくつかの条件があります。その条件を満たして初めて上達する扉が開かれます。あなたはそのレベルまで達しているのか?
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まとめ
いかがでしたか?
今回はイラストを上達させるための模写の方法を解説していきました。
模写をする意味は「暗記」をするためという非常にシンプルな答えになりました。
皆さんも様々な絵を模写して、画力を上げていってくださいね!
最後まで読んでいただきありがとうございました!