みなさんこんにちは
冬野春雨です
「海描くのって難しい」
「夏だから海を描きたい」
「でも描き方がわからない」
そんな悩みを抱える人に海の描き方を解説していきたいと思います!
最終的にこんな感じのイラストになります。

早速解説していきます。
それでは〜…

目次
海を描くときのポイント
まずは海を描くときのポイントをまとめておきましょう!
- 海の深さを表現する
- 海の透明感を出す
海はこの2つを表現するよう描き込んでいくと良いです。
海の深さは「波の影」や「光の届かない深さ」を描くことで表現することが可能です。
また海の透明感を描くためには「レイヤーの合成モードを変化」させたり、「砂浜を透過」させることによって表現できます。
さらに海を描くときの注意点も先に言っておきます。
- 波を細かく描く
- 立体を意識する
この二つを意識して描いてください。
これは海が海に見えるのに重要な要素ですので注意して描きましょう!
海の描き方
では海の描き方を解説していきます。
【海の描き方】構図を決める
まずはパース定規を使ってどの角度で海を描いていくかを決めていきます。

このパース定規は「「キャラの背景」描き方教室 CLIP STUDIO PAINTで描く! キャラの想いを物語る風景の技術 ” rel=”noopener noreferrer”>よー清水先生著 キャラの背景の描き方教室」の特典ブラシでついてきます。
他にも色なブラシがあるのでぜひ買ってみてください!超オススメの本です。
ない人は手作業で描くか、どこかで拾ってくるしかありませんのでどちらかの方法をとってください。
まぁ本を買う方が手っ取り早いのでこちらにリンクを貼ってきます。
「キャラの背景」描き方教室 CLIP STUDIO PAINTで描く! キャラの想いを物語る風景の技術パースが描けたらパースに合わせて通常レイヤーで砂浜を先に描きます。(パースレイヤーに書かないよう気をつけて!)

この時の注意点はパースの線と垂直に砂浜の輪郭を描いてください。もちろん少しくらいずれてもそこまで問題にはなりません。
そしたら海を描いていきます。色はあまり濃い青を使わないようにしましょう!

濃い青を使わない理由はこの先で影や光を描いていくからです。
わかりやすいように濃い青は避けましょう!
その次は波打ちぎはにある「水の泡」を描きます。
ポイントとしては点を打つように描いていくことですね!
あとは全部白にするのではなくて砂浜が見えるように水の泡を配置しましょう!

またこの段階は大まかなラフの段階ですので、そこまで緻密に描き込まなくて結構です。
納得できない場合は色を拾いながら修正を重ねていきます。
ここまでは全て通常レイヤーで描いています。
【海の描き方】海の中と外を描く
ラフが完成したところで海に着色をしていきます。
まずは浅瀬ですが、浅瀬は色が薄くて透明感があるので色は水色を使って描いていきます。

なるべく波打ち際と水平になるように水色を載せていきます。
その次は海の底を描いていくので、奥の方海に暗い青を使って「深さ」を描きましょう!
さらにもう一つ描かなければいけないものがあります。
それは「波の影」です。
その影は乗算レイヤーに設定して細くて前の浅瀬の方に描いていきます。

ブラシサイズは細くして長い影や短い影を描いていってください。
【海の描き方】波を描く
そして次は波を描いていきますが、海を描く工程で一番こだわるべきポイントなのでしっかり読み込んでくださいね!
ブライサイズを小さくして細かく「水の泡」を描いていきます。

現在のレイヤーの順番を見直しておきます。
- 通常レイヤー(水の泡)←NOW!
- 乗算レイヤー(波の影)
- 通用レイヤー(浅瀬と深さ)
- 通常レイヤー(海ラフ)
- 通常レイヤー(砂浜ラフ)
- 背景(白)
話を戻します。
水の泡はまん丸ではなく歪な形にしながら描き足していってください。
だから波の勢いを描くために白で直線をパース定規に沿って軽く引いていきます。
波の動きって海岸に押し寄せたり、引いたりしますからね。

あまりに密度濃く引いてしまうと変になってしまうので、隙間を開けながら描いていってください。
奥になるにつれて雑になって構いません。目に入るのはあくまで手前ですからね
描き終えたら「水の泡」にも少し影を足していきます。

わかりづらいですが、「砂浜より暗い肌色」と「白より少しくらい青」を使っています。
この色を描くことによって色の華やかさや情報量の多さが変わりますし、波の色の単調さが消えるのでぜひ描いてください。
そしたら次は波打ち際を仕上げていきます。
「海岸際にある水の泡」と「水色の海水」の間に水の泡を消すように「砂浜の色」「砂浜より少し濃い色」を使って慎重に水の透明感を描いていきます。
やはり海水といっても無色透明ですので「透過」は描かないとダメです。

波の動きに合わせ、不透明度を下げたブラシで透明感を描いていきます。
また砂浜の色だけではなく波の勢も描き足したいので、水色を使って波の軌道を直線的に描いていきます。
もちろん描きすぎはNGです。
波の最後の仕上げです。
海岸に向かってきている波に「波の光」と「水の泡」を描きましょう!
乗算レイヤーで「波の影」を描いたと思いますが、その上に載せるようにして明度の高い水色を乗せます。
そこに取り付けるように「水の泡」もプラスしていきましょう!

ポイントは少し高めの波はトンネルを描くように水の泡を描いてみてください。
あとは波の勢いでできた白い泡を所々に配置します。あまり大胆に描かずに細いブラシを使うなり、不透明度を下げるなりして調整してください。
【海の描き方】色味を調整する
このままではちょっと色素が暗いので、オーバーレイレイヤーを使って綺麗な海にしていきます。
現在のレイヤーの順番を見直しておきます。
- オーバーレイレイヤー(色味)←NOW!
- 通常レイヤー(水の泡)
- 乗算レイヤー(波の影)
- 通用レイヤー(浅瀬と深さ)
- 通常レイヤー(海ラフ)
- 通常レイヤー(砂浜ラフ)
- 背景(白)
ここでは不透明度30くらいまで下げたエアブラシを使って塗ります。
使う色は「薄い緑」「エメラルドグリーン」「水色」「群青色」です。

光が反射している場所には「薄い緑」や「エメラルドグリーン」を。
それ以外の浅瀬には「水色」を。奥の海には「群青色」を使います。
単調にならないように、浅瀬に青色で所々塗っています。
【海の描き方】砂を描き込む
最後は砂浜ですが、ポイントは二つです。
- 砂の粒を描く
- 濡れた砂を描く
この二つです。
砂の粒はテクスチャーブラシで不透明度を下げて塗っていけばOKです!(テクスチャーブラシも「よー清水先生」の本に収録されています。)
濡れた砂は乗算レイヤーを作り、同じテクスチャーブラシで波の跡を描きます。

砂の色が暗かったのでオーバーレイで砂浜を明るくします。
柔らか消しゴムで部分的に消して凸凹を表現すると立体感が生まれます。

あとは水しぶきと抵当に雲をつけて終了です!(海はいじってないよ)

雲があるだけでかなり印象が変わりますね!
こちら雲の描き方です↓
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もしこの記事参考に海を描くときは資料を見ながら描いていくことをお勧めします。
資料あったほうが海は描きやすいですよ!
何かわからないことがあればコメント欄で教えてもらえると嬉しいです。

まとめ
いかがでしたか?
今回は海の描き方を解説していきました!
- 海の深さを表現する
- 海の透明感を出す
- 波を細かく描く
- 波の立体を意識する
以上のことに気をつけて海を描いてくださいね!
最後まで読んでいただきありがとうございました!