みなさんこんにちは
短足の冬乃春雨です。
「岩の質感が描けない」
「どうやったらあのゴツゴツ感が出るの?」
そんな悩みを抱えるあなたに超簡単な岩の描きかたを伝授したいと思います!
それでは〜・・・

岩を描く上で重要なポイント
岩を描くとき何を一番意識して描けばいいのか?
岩はシンプルな形をしているため、それゆえとても難しいです。
意識するポイントは二つのみ!
「質感」と「影」
の二つです。
岩の最大の特徴は質感といってもいいでしょう。
その質感をマスターするのは必須です。
さらにもう一つの需要な点「影」は何を描くにしてもとても重要になってきます。
影さえあれば立体感生まれますので必ず意識して描きましょう。
この記事ではこの二つについて重点的に岩の描き方を解説していこうと思います。

岩の描き方
それではポイントを押さえたところで、描き方に入っていきましょう。
工程は4つです。
- 形
- 質感
- 影+質感
- 温度
3つ目の工程に影と質感tが同時に来ていますが、いっぺんに描く方法なので読み進めてみてください。
岩の描き方:岩のシルエット
まずはシルエットをを描きます。
岩のシルエットを描く時はペンブラシで描くと良いでしょう。
他の水彩や油彩ブラシでは輪郭がぼやけてしまいます。
なのでペンブラシで輪郭をはっきり描きましょう。

なるべく岩の表面が滑らかにならないように気をつけましょう。
岩はゴツゴツとした見た目をしているので、シルエットの時点である程度ゴツゴツさせてください。
またシーンによって岩の種類は変えましょう。
- 河原の場合は丸い石
- 上流の場合は大きな角ばった岩
- 崖のような岩肌
背景によって岩の形も色も変わってきますので他の景色と一緒に描く時は気をつけてみてくださいね!
岩の描き方:岩の質感
次は質感になります。
クリスタの無料でダウンロードできる質感ブラシがあります。
×ェ×さんの「厚塗りブラシセット」がオススメです。
その中の「モデペパステル/荒れ」を使うといいでしょう。
私が使うのはよー清水先生配布のブラシを使います。
こちらは書籍を購入しないと手に入らないので欲しい方は購入をお勧めします。
でも「モデペパステル/荒れ」を使えば質感を出せるので問題はありません。
それを不透明度100%状態で新規レイヤーを乗算モードにてテクスチャーブラシで全体のバランスを見ながら描き足していきます。

この時、光源を決めてしまって影を意識して描いた方がイメージが湧きやすいのでおすすめです。
このイラストの光源は右上に設定しました。
岩の描き方:影+質感
次は影と質感を描き込んでいきますが、その前に岩の面を大まかに決めてしまいます。

こうすると影を描きやすくなります。
どうも影の位置がわからないと言う人は試してみてください。
新規レイヤーを乗算モードにしてクリッピングします。
↓面を気にしながらどこが一番暗くなるのかを考えて描きましょう。

私が暗くしたのは光源の反対側と側面になります。
この時のポイントとして、影は縦方向に荒っぽく描くといいでしょう。
影はこれだけで終わりではありません。
先ほどよりも暗い色を使ってさらに影を描き込んでいきます。

この後の工程は岩の影と質感を同時に描いていく作業になります。
岩の影を描くときに重要なのは影の輪郭をしっかりつけることです。
「明るいところ」と「暗いところ」の差をはっきりさせることで岩の質感を描くことができ、さらに変えも描くことができます。

上の画像では少し明るい灰色描きました。
今度は暗い色を描いていきます。

この工程におり、岩の細かな面を描くことができ、影にも深みが出てきます。
この工程で大切なのは「影の輪郭をはっきりさせること」です。
影の輪郭をはっきりさせることによって岩の細かな面が浮かび上がり、ゴツゴツとした質感を表現することができます。
岩の描き方:温度
最後は温度になります。
なぜ温度を描くかというと光の性質に「吸収」があります。
吸収は光が物に当たりその光を吸収し熱を帯びるようになります。
そのため光が当たっているところは温度が高くなりますが、当たっていないところは温度が低くなります。
しかし岩を赤くしてしまうといかにも高温になってしまうので、影の「冷たさ」を描きます。
新規レイヤーを乗算モードにし少し青がかった灰色を使います。
↓影の部分に冷たさを塗っていきます。

塗りすぎてしまった場合はやわらか消しゴムで形を整えてください。
今度は高温の部分を描いていきます。
色は肌色を使って新規通常レイヤーに描いていきます。

ここはブラシの不透明度を落として徐々に塗っていってくダサい。
そうしないと光りすぎてしまったり、岩らしさが失われてしまいます。
描きすぎたり形が変になってしまったらまた「やわらか消しゴム」で形を整えましょう。
最後にオーバーレイレイヤーを作り、反射光を描きます。
反射光とは地面に当たった光が跳ね返ってできる光のことです。
その跳ね返った光を岩に当てます。色は青を使います。

ブラシはエアブラシを使いますが、不透明度は可ならず落としましょう。
これで岩は完成です。
反射光などの光の概念はイラストを描く上でとても重要です。他の記事で光の描き方について解説していますのでご覧ください。
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まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は岩の描き方を解説していきました。
ポイントは
- 質感と影を同時に描く
- そのとき影の輪郭をはっきりさせる
- 温度や反射光を描き込む。
これらを意識して岩を描いてみてくださいね1
最後まで読んでいただきありがとうございました!