みなさんこんにちは
好きなポケモンはバンギラスの冬乃春雨です。
「雲が描けない!」
「雲のバランスが悪い!」
「平面になって形がわからない」
「影の場所がわからない」
今回は雲を描くのが苦手という人でもどうやったら雲が描けるようになるのか徹底的に解説していきます!
早速やっていきましょう!
それでは〜・・・

目次
雲を描く上で大事な3つの構成要素
まず雲を描く上で何を描けば雲になるのかを考えていきます。
最初に思い浮かぶのはシルエットですよね。これがなければ雲として見れないわけですから。
次は影が必要です。
雲は水蒸気でできているとしても影はできます。
後は雲の色味も重要になってきます。
まとめると雲は
- シルエット
- 影
- 色味
で構成され、それを描けば雲になるというわけです。
しかしやはり重要なのはこの3つの描き方です。
それぞれの項目でしっかりとポイントを抑えつつ理解していってください!
雲の描き方
雲のシルエットを描く
雲のシルエットを描いていきます。
雲のイメージは平たいお皿に盛られた山盛りご飯だとおもってください。
白い平らなお皿には雲の底を表します。
ご飯は雲の上部を表します。
そのお皿を下から見た形が、描くべき雲の姿ですね。
まずは雲の底から描いていきます。
立体感は気にせず自分が思う雲を描いてください。

*注意点
雲の丸の大きさをバラバラにしてください。


使うブラシは水彩ブラシなどの先がかすれているブラシを使用しましょうです。
今回はにじみ縁水彩ブラシを使っています。(クリスタの初期ブラシ)
形はなるべくランダムに、綺麗な丸ではなくてかすれたような形にすると雲っぽくなります。

また雲の周りを指先ツールでぼかしたり、柔らか消しゴムで少しずつ雲の輪郭を消していぎす。

そうするとシルエットが雲っぽくなります。
今描いているのは雲の底の部分です。
クリスタproなら「メッシュ変形」を、クリスタex・Photoshopなら「ゆがみ」で底に見えるように変形してください。

ひとまず雲の底は完成です。

あとは色を少し暗くしたあと下にレイヤーを作って雲のご飯部分を描いていきます。
描き方は先程説明した通りです。
- 大きさをバラバラにする
- 輪郭はかすれさせる
- 必要なら「指先ツール」や「柔らか消しゴム」で整える

これで雲のシルエットは完成です。
雲の影を描く
次は雲の影を描いていきます。
雲は多くのところで「球体を意識して描け」と言われています。
それに伴って影も球体イメージでつけるのか?と思う人もいると思います。
しかし球体のように影を描く事はありません。
どこを凹ませてどこを凸させるかを考えてみましょう。
シルエットの描き方を思い出してください。
- 大きさをバラバラにする
- 輪郭はかすれさせる
- 必要なら「指先ツール」や「柔らか消しゴム」で整える
影の凹凸はランダムにして、輪郭はかすれさせる。

これの2つを意識してください。
それでもうまくいかない人はとりあえずここに影がつく場所を決めてしまって、描いたり消したりを繰り返す方が完成度が高くなります。
今は太陽に当たらない「陰」を描いていきました。
今度は「日陰」を描いていきます。
凸ってる雲の陰の部分に一段階くらい影を乗算レイヤーで描いていきます。

この日影を描くことでさらに立体感がまして、さらに綺麗になりますので必ず描きましょう!
雲の色味を描く
次は雲の色味を描いていきます。
オーバーレイレイヤーをクリッピングし、空の色を塗っていきます。

しかしこれだと影が薄くなってしまうので、影にグラデーションをつけます。
群青色や水色などを使って色を出していきましょう。

こうすることでただの雲が綺麗な雲になります。
雲を並べて描く
絵に1つしか雲がないイラストを描くことはあまりないと思います。
複数の雲の配置の仕方をここで解説していきます。
雲自体の描き方は何も変わりません。
雲を描いて

雲を変形させて

シルエットや影を描き足す。

本題に入りますが、よく雲の配置はギザギザに配置するといいとあります。

しかしそのほとんどがその理由を語られていません。
ギザギザに描く理由は視線誘導です。
人の視線はギザギザ動きます。本や漫画を読むときは「N」「Z」の方向で読んでいきますよね。
この視線の動き方が自然なんです。
雲もそのように配置するとイラストにまとまりが出ます。
雲の底の見える範囲
空間に雲を描くと底の見える範囲も場所によって変わってきます。
手前になるほど雲の底の範囲が広く、奥になるほど底の範囲は狭くなります。

これは「アオリ構図」で描くと必ずこうなりますので、意識して描いてみてください。
入道雲の描き方
次は入道雲になりますがやることは特に変わりません。
- 雲のシルエットを描いて
- 陰と日影を描き
- 色味をつける
この3つは守ってください。
そこからさらに入道雲のポイントを押さえていきましょう!
入道雲のポイント
雲のシルエットをぼかすことにポイントがあります。

- 雲の形をイメージしながら丸くぼかしていくこと
- 所々ぼかさないこ
雲は水蒸気なのでくっきりとした形にはなりません。
しかし入道雲の場合はくっきりと丸く見えたりするので所々ぼかさないでください。
なので常に遠くから雲の形を確認しながら描き進めていきましょう。
後は影もぼかしや柔らか消しゴムで消して形を整えていきます。




この後も同じように雲に色味をつけて完成です。

以上で雲の描き方は終了になります!
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まとめ
いかがでしたか?
今回は雲の描き方を解説していきました。
形や配置、影など意識するところはたくさんありますがたくさん練習して雲を描けるように頑張ってください!
最後まで読んでいただきありがとうございました!