みなさんこんにちは
冬乃春雨です!
「背景を描けるようになりたいから技法書が欲しい!」
「どんな背景技法書が最適なの!?」
初めて背景を描こうとするとどの技法書を買って良いかわかりませんよね。
なので今回は背景の技法書を実際に私が使ってよかったものを紹介したいと思います。
それでは〜…

目次
オススメの背景技法書3選!
これから紹介する3つの技法書は実際に使用して良かったものです。
なので私は全力でお勧めをできるわけですが、皆さんの求めていないものを選ばれるわけにはいきません。
なので紹介した本は
- 誰に向いているのか?
- なぜこの技法書がいいのか?
- この技法書の魅力は?
この三点を重点的に解説していきたいと思います。
背景作画 ゼロから学ぶプロの技
まずはmochaさんによる背景の技法書です。
この技法書は初心者向けに作られ、背景の基本が盛り込まれています。
私が背景で重要だと考える陰影についても詳しく書かれているので、この一冊で基礎がかなり身につくと思っています。
この技法書は「背景は部品でできている」をコンセプトとして掲げています。
背景は色々なもので構成され、岩や空、雲、草、コンクリなどなどシーンによって必要な部品は異なりますが、その部品を描けるようになれば背景を描けるようになるという理論ですね。
描けるようになった部品に光と陰影を加えて、背景を描いて行こうぜって言う技法書ですね。
この技法書のいいところは部品ごとに描き方が分けられているので背景の練習がしやすいと言うところです。
いきなり背景を描こう!と思うと描くものが多すぎて描く気をなくしたり、続かないと言うことがあるのでこの技法書は初心者向けですね。
初めて背景を描きます!やり方がわかりませんと言う人にお勧めの一冊です。
→背景作画 ゼロから学ぶプロの技の詳細を見るキャラの背景描き方教室
次のおすすめは中級者以上の人にオススメの技法書です。
これはよー清水さん著のキャラの背景を前提とした描き方ですね。
よー清水さんがオリジナルで作ったイラストを1から10まで解説した本ですね。
描いてある内容は背景を描く上で大切なことや、ポイント注意点がまとめられています。
しかもわかりやすく、詳細にまとめられているので、「これどうやって描いてんの?」と言うことが全く起きません。
なのでこれはとても模写に向いている本です。
描き込み量も大量!と言うわけではないので描きやすい本になっていると思います。
初心者用の技法書になっていますが、その詳細は中級者でも「なるほど」と思うような事ばかりですので初心者、中級者ともにオススメです!
クリスタ版とPhotoshop版があるので自分が普段使ってる方で試してみてください。
「キャラの背景」描き方教室 CLIP STUDIO PAINTの詳細を見る(Entertainment&IDEA)イラスト漫画のための構図の描画教室
最後はオリジナルの絵を描くときに必要な構図の技法書です。
これは特に模写をする必要はないですし、構図獲得のために練習する必要もないです。
あくまで見本表として使うことができます。
様々な構図をが載っていてそれを構図に迷ったときに「どれにしようか選ぶことができる」そんな本になっています。
なので実際にこの本を使うときは、自分で絵を描くときです。
構図に迷ったときに使う技法書ですね。
オススメは構図がワンパターンになってしまう人や、初心者の人が向いていると思っています。
自分で他の絵師さんの絵を観察して気づくことは難しいです。
気づかないものは技法書を駆使して気づくまでの労力を削減できますし、時間も節約できるので、上達も早まりますよ!
イラスト、漫画のための構図の描画教室の詳細を見る背景技法書で意識して学ぶべきこと
技法書を模写すれば上手くなる!
そう思っている人も多いと思いますが、キャラの技法書紹介の記事でも言った通り、模写するだけでは技法書の効果を十二分に発揮することはできません。
技法書の技術を120%発揮するための視点を紹介します。
模写を繰り返す
絶対に模写はしてください。
しかし模写をするだけではダメなんです。
模写をした後に1から描き直す作業をする必要があります。
なぜかと言うと一回描いただけでは必ず元絵との差が出てきます。
その差を埋めるためにもう一度同じ絵を模写するんです。
もちろん「なぜダメか」と「その方法」を分析してから二回目の模写を行ってください。
もちろん三回目、四回目と続けて行っても構いません。
自分が満足するまで模写を繰り返しましょう!
ポイントや注意点をまとめて書き出す。
まずは大切なのに多くの人がやらない「ポイントや注意点を書き出す」ことについてです。
なぜこれが大切かというと、ポイントと注意点をまとめておくことで、後から技法書を開いて探さなくても済みます。
またその書き出した紙には「自分が模写した絵」と「元絵」の差を記入しておくのも大切です。
これは自分ができない明確にして改善するためです。
- ポイント
- 注意点
- 改善点
この三つを必ずまとめてください。
考えたことや学んだこと、意識すべきことを紙にまとめるのはとても重要な行為です。
いうなら暗記ができないので第二の脳に保存するという感じです。
もっというなら外付けハードディスクのようなものですね。
自分が絵を描くときに見直ししやすいようにしておきましょう!
パーツを組み替える
模写を繰り返し、ポイントを紙に書いたら、次は技法書に載っているイラストのパーツを合体させ1つのイラストを描いてみましょう!
すると技法書では身につけられない構成力を身につけることができます。
もちろん構成するにあたって、前の章で書き出した「ポイント、注意点、改善点」を意識して描いてください。
描き終わった後は、何がダメかを考えてみましょう。
細かいディテールまで真似をする
最後に意識するべきはディティールですね。
やはりプロともなると家の装飾や天井、森などなど様々なものにデザインを施しています。
そのデザインしたものを自分のパターンとしても使えるように意識して描いていきましょう。
こうすればデザインセンスがなくても他から吸収することによってセンスを補っていくことができます。
細かな装飾はイラストの中の生活感に繋がります。
それはリアルと二次元を繋げる大切な役割があるととも思っています。
基本的に現実っぽいファンタジーイラストは必ず世界観がわかるデザインが施されているので「どんな世界にどんなデザインがされているか」分析してみるのも面白いですよ!
最後にオススメした技法書をまとめておきますね。
→背景作画 ゼロから学ぶプロの技の詳細を見る
まとめ
いかがでしたか?
今回はオススメの背景技法書と何を意識して描けばいいかについて解説していきました
この方法なら上手くなると言える自信があるので是非技法書からぎじゅつをぬすんでくださいね!
最後まで読んでいただきありがとうございました!